ボールをフックさせるには

人の腕は，最も楽にぶらんと垂らした状態では，親指が10時の方向を向いています。
そのため，腕を前後にそのままの状態で自然に振ると，自然とボールには左向きの回転が加わることになります。
この左向きの回転によりボールはナチュラルフックをします．
ナチュラルフックのボールは最も自然で理想的なボールなので，ボールが右に曲がるような人は，ボールの重さに手首が負けている場合があります、適正な重さのボウルを選びましょう。
ナチュラルフックではなくて，もっと曲げたい，という方も多いようです。
その場合は，自分で左向きの回転を強くかければいいです。 ただし通常，回転を与えようとすると，スピードが落ちます。 回転に与える力の分だけ前向きに押し出す力が減るから，当然といえば当然ですけど。投げ方としては「投げる寸前に親指を先に抜き，中指と薬指だけでボールをひっかけるようにして投げる」ということです。 なかなか難しいですが，親指を先に抜くことで中指と薬指の上にボールが「乗る」という感じになります。 そうすることで，ボールにより強い回転がかかり，すなわち強く曲がるボールを投げることができる，というわけなのです。後は練習あるのみ！がんばりましょう。